移動祝祭日

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2007年2月から2007年6月にかけ録音・制作された。(mp3, 4'53, 6.7MB)

 2006年10月9日「明滅」の歌唱部分に焦点を絞り、一曲に組み立てた曲です。また、リズムとクラシック・ギターの演奏は2006年7月17日「ヌーの歌」での演奏がモチーフになっています。

 自分を形成した街というものがあるならば、そこを離れて生きていてもその街は常に共にある。その街で見た深淵あるいは奈落は、そこに飛び込んだものにとっては、生き方のあらゆる局面でその姿を露わにするだろう。

 感傷、というものが心に浮かんだなら、それは鋭い刃で切り刻まれる。どうせどこにいようと流れる身であり、また、どこに流れようと追いかけてくる街がある。飲み込みつづけた苦い唾は、ある日、吐き出される。吐き出されなければならない。呪詛の言葉か、歓喜の言葉か、そんなことは知らぬ。その「ある日」。

<歌詞>

その街にブライトな青春と
その街にダークな青春が刻まれていたなら
他の街はその街の代わりにはなれない

眠れずに過ごした長い夜
愚かでマヌケでデカダンスの証し
眠れずに過ごした幾つもの夜
愚かでマヌケでデカダンスの香り

その街にブライトな青春と
その街にダークな青春が刻まれていたなら
他の街はその街の代わりにはなれない

(光の中へ)
(赤 青 白)

その街にブライトな青春と
その街にダークな青春が刻まれていたなら
他の街はその街の代わりにはなれない

眠らずに過ごした暑い夜
ざっくり開いた裂け目から漏れる光
眠らずに過ごした明け方の街
ぽっかり開いた穴を覗けば漆黒

その街にブライトな青春と
その街にダークな青春が刻まれていたなら
他の街はその街の代わりにはなれない

<使用道具>

ムビラ / ダラブカ / デフ / ドーラック /
リコーダー / エレキ・ギター / クラシック・ギター / 擦弦クラシック・ギター